赤ら顔のスキンケアとマッサージ方法

赤ら顔の対策には日々のスキンケアがとても大事ですね。
美容皮膚科などで、どんなに高額な治療を受けたとしても、
日々のスキンケアができていなければ本末転倒です。
赤ら顔の方は、皮膚が薄く、乾燥していて、外部の刺激に対してとても敏感な肌になってしまっています。まず、日々のスキンケアで赤ら顔対策をしていきましょう。石鹸や洗顔フォーム（スクラブ入りだとなお悪いです）、脂で脂と落とす、というタイプのクレンジングを使っていたりしませんか？

洗顔料は、刺激の少ない弱酸性のものを選びましょう。
ぬるま湯で洗い、ゴシゴシ擦ったり、日に何度も洗いすぎたりするのも禁物です。
特に朝は洗顔料をつけて洗いすぎると、肌を護るために必要な皮脂まで取れてしまいます。
肌の状態によっては、ぬるま湯だけでそっと洗った方がいいでしょう。

そして、肌がべたついていても、洗顔は一日2回までにしておくことも大事です。
赤ら顔の方は、肌のバリア機能が低下していますし、些細な刺激からトラブルも起こしやすいので、スキンケアに使う化粧品も慎重に選びましょう。
グリセリン、アミノ酸、セラミドなど、保湿に有効な成分の入った化粧品を選ぶといいでしょう。
コラーゲン、エラスチン、ビタミンC誘導体なども、お肌を有害なものから護る対策になります。
たとえ、赤ら顔専用の化粧品であったとしても、慎重を期して、お顔に使う前に、
腕などでパッチテストしておきましょう。
ていねいなスキンケアをしていけば、そのまま赤ら顔予防・赤ら顔対策になります。

赤ら顔のスキンケア対策は頬の赤味を抑えるには「ほてり」を抑えることです。
天然の赤ら顔は、肌の下で毛細血管が広がって赤みが顔に出ています。
このタイプは急激な温度差をできるだけ避け、顔がほてったときは冷たいタオルで顔を冷やすと、ほてりが抑えられ赤味もやわらぎます。

また、冬の冷たい外気にあたると毛細血管は拡張し血行が悪くなりますから、
冷たい外気にあたったときは、肌を軽くマッサージして血行をよくしましよう。
また足が冷えると顔がほてりやすくなります。
冬は厚めのタイツをはくなど足を冷やさないよう注意しましょう。

どうしても赤ら顔が気になるという人は皮膚科に相談をしましょう。
皮膚科によってはレーザー治療やフォトフェイシャルといった最新の医療機器で、
肌の赤味を抑える治療を行っているところがあります。
また、ほてりを抑える漢方薬もむあります。
１か月程度歓み続けると、体質が改善され赤味がおさまるケースもあります。

逆に、赤ら顔で悩む人の中には、スキンケア方法が間違っているため、赤ら顔になったり、悪化させてしまう人もいます。

赤ら顔の方は洗顔時にごしごし顔を擦ったり、ニキビ跡が気になってピーリングたたりすると、赤ら顔の症状は悪化します。
この場合の赤ら顔は皮膚の表面の角質が剥がされ、毛細血管が透けて見えることで起こります。ですから、皮膚の表面を傷つけるピーリングは悪化の原因になるのです。

また、同様に赤ら顔の人がスクラブ系の洗顔料や、洗浄力の強い界面活性剤入りのものを使用すると、皮膚を傷つけ、角質層を壊し、バリア機能を低下させてしまいます。
その結果皮膚が薄くなり、赤ら顔の症状が進んでしまいます、

赤み解消のためのマッサージのしすぎや、レーザー治療も赤ら顔を悪化させる要因になります。

過度なマッサージやレーザー治療はやり方を間違えたり、手荒な方法で行うと角質を剥がし、
赤ら顔を悪化させる原因になりますので十分な注意が必要です。

赤ら顔の方は、血液の循環が良くありませんので、それを改善させるためにはマッサージも有効です。一般的な効果としては、次のようなものがあります。肌の新陳代謝を活発にすること。
ほどよい刺激を与えることにより、お肌にハリが改善されます。
毛穴の汚れを取り除かれること。小じわを予防し、肌の表面がやわらかくなります。
肌質全般の改善にはいいことづくめのようですが、誤った方法で行うと、
肌を逆に痛めてしまうことになりますので、注意しましょう。
もとは健康な肌の方が、マッサージをしすぎて赤ら顔になってしまうことさえあるのです。
回数は週1回にとどめ、マッサージを行う際には、肌をこすらないようにすることが大切です。
肌をこすってしまうと、改善どころか、悪化の原因になってしまいます。

赤ら顔に効く成分の入った（ビタミンKなど）クリームを選び、圧迫法でマッサージしましょう。
親指や手のひら全体を使い、お肌に優しく圧力を加えます。
圧迫法は、アロマセラピーのトリートメントテクニックとしても使われています。
新陳代謝が活発になる、夜の入浴後に行うのと、より改善が期待できるでしょう。

赤ら顔のような肌にトラブルのある方は、肌に刺激を与えることには、
とても慎重にならなければなりませんので、ご自分でマッサージをしながら、
異常を感じるような場合には、中止してしまった方がいいでしょう。
生理中や体調不良、発熱があるような場合にも避けるようにしてください。